親知らずの抜歯

現代人は、親知らずの生え揃うためのスペースが足りていないことがほとんどで、親知らずが曲がって生えたり、親知らずが横を向いて生えたりすることも多く、その様な場合には痛みや、隣りの歯を押してしまい、歯並びに影響が出るなどのトラブルが起こりやすくなります。

しかし、親知らずの抜歯は難易度の高いもののあり、歯科医院によっては大学病院などを紹介されるといったケースや、様子見になるケースも少なくありません。当院では難しい親知らずの抜歯についても多く行っております。

以下は、ちょっと変わった親知らずの抜歯のケースです。

 

この患者様のケースでは、レントゲン画像の通り、親知らずが「真横」に向いてしまっています。↓

さらに隣の歯の根の部分を押してしまっていることがわかります。放置すると隣の歯を破壊してしまう場合もあります。根の部分も「鉤（かぎ）」状に曲がっており、このような場合、根の部分だけ取り残してしまうようなこともありますので注意が必要です。↓

術後のレントゲン画像です。きれいに抜歯できました。↓

鉤状に曲がっている根の部分も取り残すことなくきれいに抜歯できました。少しでも取り残すとあとから問題が出ることがあります。↓

難しい親知らず、他院で断られてしまった場合、大学病院に足を運ぶことに躊躇しているなどのケースでも、まずはご相談下さい。