小児の治療・予防

院長より

小児の治療・予防は、お子さまの将来の健康な歯を育むためのとても大切なステップです。乳歯のケアを軽視されがちですが、乳歯は永久歯が正しく生えてくるための土台となり、口腔の成長や噛み合わせ、発音、さらには全身の発育にも深く関わっています。また、子どもの頃から予防を習慣化することで、大人になっても虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

当院では、お子さま一人ひとりの成長段階や性格に合わせた治療や予防プランを提供しています。痛みや恐怖心を最小限に抑えるため、優しい対応とリラックスできる雰囲気作りを心がけています。また、ブラッシング指導やフッ素塗布、シーラントなどを通じて、ご家庭でのケアがより効果的になるようサポートしています。

お子さまにとって歯科医院が「怖い場所」ではなく、「自分の歯を守る大切な場所」と感じていただけるよう、丁寧な対応を心がけています。健康な歯は一生の宝物です。お子さまの明るい笑顔と健やかな成長のために、ぜひ定期的な予防ケアをご検討ください。私たちは、お子さまとご家族を全力でサポートいたします。

小児歯科の目標

小児歯科の目標は、基本的に、乳歯から、健全な形で永久歯になるよう、しっかり管理していくことです。

乳歯はどうせ萌え変わるからといって放ってしまうと、様々な弊害が出てきます。例えば、永久歯の歯並びの悪さの大きな原因にもなります。

そのため、中学生位までを対象として、健康な歯並びとなるよう、促していきましょう。

初めて治療を受ける時は

初めての治療では、お子様に恐怖心を与えないように、治療を進めていきます。お子様によっては、慣れるまで、何度か通っていただくこともあります。虫歯の治療のみでなく、虫歯の予防方法についてもご指導をさせていただきます。全く虫歯がなくても、3~4か月に一度は歯科医院でチェックを受けましょう。

乳歯の時からの予防が大切な理由

乳歯は3才頃に全部萌えそろいますが、この頃から甘いものを盛んに食べたり飲んだりしやすい時期でもあり、お子様の虫歯が急増してしまう時期です。

むし歯が増えると、それが乳歯であっても、後々、様々な弊害が出てくることがあります。例えば、永久歯の歯並びの悪さの大きな原因にもなります。

お子様ご本人に歯磨きの習慣をつけさせるのはもちろん、保護者の方の仕上げ磨きが非常に重要です。

歯科医院での予防処置について

シーラント 奥歯の溝にシーラントを流し込んで表面のでこぼこを無くし、汚れがたまらないようにします。
フッ素 定期的に塗布することで歯質を丈夫にします。